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松谷みよ子公式ホームページ
 
・松谷みよ子のおはなし集
・松谷みよ子童話集
・松谷みよ子の本(全11巻)
・松谷みよ子全エッセイ(全3巻)
・あの世からのことづて
・現代民話考(全12巻)
・現代の民話
・龍の子太郎
・ちいさいモモちゃん
・オバケちゃん
・ふたりのイーダ
 
 
 
 

採訪

   

 

採訪とは、聴き手が全国を廻り、語り手の話を実際に聴きながらノートに写していく作業でした。
話を聴かせてくれると言えば、どこへでも飛んでゆき、直に話を聴き出しました。昭和30年頃は、日本中にそういった語り手たちが、つまりは、柳田國男でいえば「ケ」(日常)の中に「じっちゃ」「ばっちゃ」の昔話があり、孫たちはそうした昔話の中で育っていったという時代でした。今となっては、とても贅沢に思われる時間の過ごし方です。その中で、良いこと、悪いこと、気をつけること、自然への畏敬の念が身についていったのだろうと思われます。そうした「じっちゃ」「ばっちゃ」の昔話を採集するため、訪問を精力的に始めたのが父・瀬川拓男と母・松谷みよ子です。ここから、「採訪」という名称が生まれています。
                                                    文 瀬川たくみ
   
  一月の巻                      七月の巻
   お正月の行事や干支にちなんだ142編の昔話       夏の陽を受けて山野の緑が燃え立つ七月の昔話
  二月の巻                      八月の巻
   どっぷりと積もった雪の下に春が潜む          炎暑のなかを行く旅人の話
   二月の昔話108編                   やお化けやお盆にちなんだ昔話
  三月の巻                      九月の巻
   水ぬるみ、山笑う三月。                二百十日、村祭、十五夜…老人の知恵
   春の歓びを謳歌する昔話125編             さまざま等の昔話を収録。
  四月の巻                      十月の巻
   ツバメの訪れと共に忙しくなる四月の昔話142編。    出雲をはじめとする神無月の昔話
  五月の巻                      十一月の巻
   八十八夜の茶摘みが始まる五月、            「いとしさ、にくさ、もとのさや」
   ヒバリや母の日など14章に分けて紹介。         動物婚など夫婦にまつわる霜月の昔話。
  六月の巻                      十二月の巻
   梅の実が熟し始める六月の               夜から元旦へ、年神の訪れる神聖な時。
   梅雨、竜宮などの昔話を収録。             占い、上岡裁きなどの昔話を収録。
 
 
 
※残念ながら現在は絶版となっています。講談社様、復刊をご検討いただけましたら幸いです。