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心にのこることば

   
小さな国の枠からぬけだして

 

 いま、私たちは、小さな国の枠からぬけだして、地球という単位でものを考えなくてはならなくなっている。
 だからこそ、日本に伝わる昔話に光を当て、次の世代にしっかりと渡さなくてはならないし、同時にそれは、世界の子どもへのおくりものにもしなければとねがう。
 わたしたち、大きなかぶのお話をもっているのよ。わあ、わたしたちにはね、大きな大根のお話がある。同じね、といったり、ちょっとちがうのね、といいあったりする。
 また大人たちは、人間が人間であるあかしかもしれないなあ、昔話の共通性は。なんていいあったりする。このシリーズが、そんな場になってくれたらと思う。
 
『ちいさなオキクルミ』”監修のことば”より
 
絵本とは…

 

 私は絵本は建物ににていると思うのです。
一つの土台もかけては組み立てられないもの、デザインがかって住みにくい家ではなく、美しいと同時に、その中で生き生きとくらせる家、そして子どもがくり返し遊べる空間や、もぐりこめる片隅がある家、外をながめる窓がある家、あたたかい火の燃えている家、そんな家です。
その家から巣立っても、いつも心の中に建っているそんな家、そういう絵本がつくりたいと思うのです。